味スタの青空に咲く梅の花
味の素スタジアムの駐輪場をつっきった。
バス停を間違えて急ぐ首筋は汗ばんで、やっと見えたスタジアムと
春の青みをたたえた空を見上げた。

ふんわりと 梅が咲いていた。

梅が咲き散っていくのも気づかなかった自分に気づく小春日和
半分は終わってしまって 最後のふんばりを見せている。

梅がおわり桜がくる・・・そんなことも忘れていた

11日14時46分だったと思う。
ミシミシ音を立ててゆっくり大きく揺れ始めたアパートで、「倒してなるモノか」と必死に抑えるテレビにスイッチを入れた。自衛隊機のとらえた壮絶な津波の映像。
黒く尖ったツメが、船を家を銀色のビニールハウスをかき集め、ザギザギに引き千切る。
止むことなく繰り返される映像に喉が締めつけらる。(テレビは「心のケアが必要」と言うなら、悲惨な映像を使い回すのは止めて欲しい!何度も苦しめていると、なぜ気づかない!!)

何を始めたらいいのか、そもそもいつ終わるのか、状況はなにも収束しておらず、ボランティアに行きたくてもガソリンはない。原発のニュースは不気味に、なりを潜める。。。

この2週間、ずっとずっとテレビに縛られていた。
どんよりから、なかなか抜け出せなくて、外出先でも路上でも、ニュースに
ビクリと耳が動く日々だった。
なにをすればいい?
どこへいけばいい?
なにをもっていけばいい?

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バス停を間違えたおかげで、
ちょっと汗をかいて、梅を見上げて、ふんわり肩がゆるんできた。
背中がほぐれるその感じ・・・
大切なのは、「動いてみること」だったのかもしれない。

深呼吸して、梅のあいだを蛇行しながら味スタに入る。
よく見れば、こぶしの白、桃の艶やかな濃いピンク。春は近づいている。

私にできるコト。
わずかながらでも、いつものその日が戻るまで、粘り強く、応援し続けたい。
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