素浪人読書生活23日目
池波正太郎、畠中恵、文庫本

「大御所の人情物が読みたい」失言発言から始まった素浪人ざんまい・・・順調に寝不足を続けています
先日、かの時代物プレゼンターと飲み屋で再会(オイラの誕生日だったので)し、紙袋めいっぱいの文庫本を「全部いただいていい」とのお達し。ありがたく承り、「返さなくてもよいのなら」と、もっぱらお風呂読書に励んでいます。
半身浴はひまでしょ?
うちにはテレビも付いてないし、濡れてもいいカタログとか市政ニュース(地味〜、ケーブルテレビ番組表なんかで暇つぶしをしていたのだけれど、つまらない文章で30分も時間を潰すのはホントつまらない・・・だからって、好きな本を持ち込んで傷むのは耐えられない・・・とジリジリしてた私。いただいた大量の文庫のおかげで、長風呂たのしです。
(じゃあ文庫はいいのかって話ですけどね。そういう機動性こそ文庫の本領だと思うので、いいことにしよう!)

この前まで、ヘビーな浪人だらけで、ちょいと辛いラインナップだったけど、やっと(浪人の?山を超えたらしい。
いや、「夜明けの星」も仇討ち崩れの素浪人の話・・・。加害者・堀辰蔵と、被害者遺族・お道の交錯しそうでしないパラレル物語は、昇るお道と落ちる堀の人生を淡々と語り進む。心情的な描写を控えたハードボイルドっちゅうのかな?そういう文体が苦手なジュクジュク半熟派の私は、ちくっと入り込めず。。。大人はこんなんが好きなんかいなと溜め息がもれた。オラには荷が重いか?池波文学と凹んでいた。が、「乳房 (文春文庫) 」である。


アチキは、ディアゴスティーニの鬼平犯科帳コレクションを買っちゃおうかと思うくらい長谷川平蔵LOVEでありんした 初めてテレビで見た時から、世界一色っぽい艶っぽいオッサンに夢中で・・・ああ、お名前の響きも麗しい!吉右衛門!!密偵と落ち合う場所には、必ず旬の酒肴が備えられ、その講釈の旨そうなこと 大河ドラマじゃ絶対でない江戸グルメの数々 そこが江戸物への入口だから、「乳房」のなかで長谷川平蔵が登場したときはホントにビックリ
ほよよよ〜「お頭!これは番外編だったのかえ?」
ちょいと突っかけでDVDを返しに行ったら、バッタリ片思いの彼に会ってしまったような・・・嬉し恥ずかし心の準備無し。寄り添うほどには深く心情は語らないが、会話の端端にみえる温情やら懸念やら。やはり半熟派にはこちらですね 罪から逃れ、周囲に流されるがままのお松を巡る人情話に、ぱくぱく食いつく日和でありした。

つくもがみ貸します (角川文庫) 」はもちろん好物。たまたま見た手越くんの「しゃばけ」があまりにかわいい出来(妖のキャラクターがめっちゃキュートあの小っちゃい鬼飼いたい)だったので、ついはまってしまった。正直、「あ!宮部さんのドラマだ」と見はじめた(ちょうど「あかんべえ (新潮文庫) 」とか読んでいた頃だから)のだが、妖の数がまったく違うし、流れも違いすぎる。誰かしら?とググった世間知らずな私。畠中氏が以前はイラストレーターだと知って、一方的に親近感を覚えてしまったのだった。
(それにしてもなぁ・・・宮部さんと共通した空気を感じるんだけど。愛があるって言うか、暖かい視線っていうか)
なのに読むのはコレが初めて 申し訳ござらん

つくも神は「しゃばけ」のスピンアウト・ストーリーなので、繰り返される「作られて百年たてば道具も神様」の口上も心地よく、ショートストーリーの展開も楽し。江戸のリース屋お紅&清次のちょっと酸っぱい青春・成長模様も、さわやかで、サクッと読みにオススメでした。 
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